窓ガラスを変えただけで、どこまで防音対策できるのかしら?

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窓ガラスを高機能のものに交換することで、断熱効果が向上する可能性があります。住宅内の冷気や暖気が外部へ逃げていく大きな原因は、換気装置や玄関ドアの開閉とともに、窓が主たる要因となるケースが非常に多いと考えられています。窓ガラスの性能向上は省エネ住宅の切り札として位置づけられているのです。
そのいっぽうで、窓ガラスの高機能化によって防音対策を推し進めることができます。騒音問題は現代日本の社会が抱える大きな問題ともいえます。近隣のトラブルのもとであり、ストレスの元凶ともなり得る騒音に対し、窓ガラスの高機能化が大きな効果を発揮するのです。

しかし、ここで気をつけなければならないのが、一般に断熱性能に優れる窓ガラスが防音性能にも優れた効力を持ち合わせているかというと、実際にはそうとも限らないということです。例えば高機能窓ガラスのひとつである複層ガラスですが、このタイプの窓ガラスの多くは、防音性能という意味では決して高性能ではないということです。複層ガラスは二枚のガラスの間に特殊なガスを封入しているか、あるいは真空状態にしてあるタイプの窓ガラスを指しますが、一見防音性能が期待できそうなこのガラスが、実は通常のガラスと同等かそれ以下の性能しか持っていないということなのです。窓ガラスは共振などの現象によって遮音することがほとんどできないというのが理由のひとつですが、さらに問題となるのが窓ガラスそのものではなく、窓ガラスがはめ込まれているサッシなのです。

サッシは窓ガラスがスムーズに動くよう、非常に軽く、薄い構造でレールの上に乗っています。このサッシの隙間と薄さこそ、騒音を通過させてしまう原因というわけなのです。
窓ガラスの高機能化で防音性能を高めるのであれば、まずは防音に特化したタイプの窓ガラスを選ぶべきと言えるでしょう。そして防音窓ガラスとして有効なタイプは、なんといっても二重サッシなのです。